瞑想の時間 × 精油

朝、家族より早く起きて瞑想するのが日課になっている。

毎日ではないけれど、でも比較的続いている。

窓を開けてまだ暗い朝の空気を吸い込む。

白湯を飲んで、口と喉と胃腸を潤し温める。

その日の気分で精油を選んで、一滴手首に落とし、両手に広げて耳筋に少しなじませたら準備完了。


ソファに座って、ただ呼吸に集中する。

吸う息とともに、かすかな精油の香りが入ってくる。

いつも忙しい頭の中が、水面が凪いでいくように静かになる。

吐く息の暖かさを鼻腔に感じる。

考え事が浮かんでいることに気づくと、また呼吸に意識を戻す。

ただこの繰り返し。


ヨガをすることもある。

ボディスキャンの要領で、動いている身体の部位と呼吸に集中。

体の動きとともに時々香る精油が、また意識を呼吸に戻してくれる。


瞑想を始める前と比べて、随分気持ちが穏やかに安定しているのを実感している。

集中力もついたみたい。

(たとえば先日、美容院での施術中に 持参した本を一冊読み終わった。

これは私にとっては珍しいこと。

美容師さんとおしゃべりしたり、周りや鏡を気にしたり、結局携帯や雑誌を眺めて終わることが常だったから。)


瞑想や呼吸法に精油を使うのはとても効果的だと思う。

香りが呼吸に気づかせてくれるし、モチベーションも上がる。


ちなみに今朝の精油は、ラヴィンツァラ(Cinnamomum camphora CT cineole)。

クスノキ科の葉から採れるオイルで、スーッと呼吸が深くなるようだった。

青いバナナの皮のような甘さと清涼感が入り混じった香り。

抗感染作用がありながら、比較的優しいので子どものマスクに1滴落として風邪予防にも使えます。



写真は、アメジストセージ(Salvia leucantha)
秋から冬にかけて花をつけるので、寒くなってくる季節のベランダが明るくなります。